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地域振興無線

 

1 地域振興用陸上移動通信システムとは

 

地域振興用陸上移動通信システムは、地域振興用MCA無線とも呼ばれ、地場産業の振興、地域住民の生活向上を図ることを
目的として、平成5年1月に郵政省(現総務省)から免許方針が出された新しい無線通信システムです。
個々の企業に免許がおりるのではなく、地域の振興又は地域住民の生活向上を図ることを目的とする団体にのみ認可される
もので、地方自治体をはじめ、あらゆる企業、団体等で利用できる広域無線通信システムです。

 

2 地域振興MCA無線の特徴

 

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3 通信メディア比較

 

通信機能 携帯電話 PHS 一般業務用無線 本システム

Notes

※ これからは、携帯電話と使い分ける時代

通信コスト ×

使えば使うほどおトク、無線通信が有利

通話エリア

×

都城及び周辺地域を十分カバー。全国規模の通話は不可能。

車からの連絡

×

車載専用機がある業務用無線や本システム

個別連絡

自由度の高さでは携帯電話やPHSが有利

一斉連絡 × ×

瞬時に同報通信の無線。

緊急時に威力を発揮。

グループ連絡

× ×

任意の部署などを選んで連絡できる本システム

異業種間通話

×

あらかじめ申し込みと設定が必要

通話の秘匿性

× いずれも完全とはいえません

機器の

耐久性

業務用は連続使用にも耐える堅牢構造

Notes

※ 携帯電話は高い通話料が課題

  一般業務用無線は近距離間の連絡ならもっとも効率的

  地域振興MCA無線なら定額・低料金、広域無線通信が可能

 

 

4地域振興MCA無線の運用イメージ

 

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※ 中継局(鳶ヶ丘/標高640m)経由の通信により、広い通信エリアを実現します。

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5通信エリア

 

■ 基地局(中継局)

1004.JPG  都城市の南東部に位置する鳶ヶ丘山頂(標高640m)

■ 通信エリア

  すべての通信が基地局を経由しますので、都城市、三股町、曽於市、志布志市のほぼ全域、霧島市、小林市、えびの市、日南市、串間市、宮崎市をはじめとする周辺市町の一部など、広範なエリアで通信が可能です。

※ ただし、エリアの中でも山陰やビルの陰、室内・地下室などの電波の届きにくいところでは通話できない場合があります。